私は入社した頃から社員がつけている社員名札。元々誰がデザインしたものか誰も分からないくらい長く同じものを使用していたようです。名前が読めたらいいくらいの感覚で、名札がもっとこうだったらいいとか、変えたいなどの意識すらなかったのでしょう。
「名札をもっとお洒落にしよう」と発言したのは引退した社長の後を継いだ新社長で、元社長の息子さん。別会社から就任され、さらなる飛躍を目指す新体制へと社内の雰囲気が一変しました。その一つに名札も含まれ、かなり細かな点にも意識を持たれていることに驚きです。
会社のホームページやパンフレットもリニューアルすることから、それに合わせて名札のロゴと印字、土台も思い切って変えようと川崎のネームプレート製作所さんへご相談。
見積もりをお願いすると土台の実物サンプルを送付下さり、社内プレゼンがしやすかったです。
関わってみると興味深くて、デザイン案を考える段階ではお店や他の会社の名札などをかなりリサーチし、色々な種類があることに気づきました。
試行錯誤して出来上がった金属名札は上質感が出てカッコいいと評判がよく嬉しいです。

名札のリニューアルをご相談頂いたお客様は、当社と長いお付き合いの企業様です。一般的に、名札は同じものを長く使われる傾向にあり、部署移動や部署名の変更、新入や途中入社の方がある場合に随時ご注文を頂き、一つずつ心を込めて作成しております。
社名や事業内容の変更に伴うリニューアルではこれまでのイメージを一新したデザインにアレンジされることもあり、ご予算やご希望の仕上がりに応じて材質や印字方法、取り付け方法などをご提案するのが流れです。
この度のリニューアルでは、担当者様より「メタリックなイメージ」というリクエストを頂いており、会社のロゴデザインを加えるなどこれまでの名札とは全く異なる雰囲気であることが想像できました。
金属名札は、アルミやステンレス、真鍮などにシルク印刷や彫刻で文字を入れて制作します。アクリルにはない高級感を出せるため、ホテルや高級レストラン、高級車を扱うディーラーなど、ワンランク上のサービスを提供しているシーンで採用されることが多い名札です。
担当者様を中心に皆様で検討されたデザインが見事にアルミ板にマッチし、オリジナリティのある名札が完成しました。